
 |
|
 |
みよしメンタルクリニック
(心療内科・精神科・内科)
〒470-0224
愛知県みよし市
三好町木之本49-2
創健ビル2F 【地図】
Tel 0561-33-1780
Fax 0561-33-1781 |
 |
|
 |
 |
|
 |
診療時間
午前:9:30〜12:30
午後:5:00〜 7:00

午後診療は月水のみ
土曜隔週/日祝休診 |
 |
|
 |
 |
|
|
|
 |
 |
 |
|

第7回: うつからの職場復帰
 |
●職場への復帰を目指す方へ 
『こころの病気』が広く社会に認識されるようになってきた昨今ですが、実際のところ、うつ病は、怪我や風邪などのように明らかに身体的症状がみられる病気ではないため、周囲の理解を得る事がなかなか難しいといわれます。
そのため、うつ病で休職した方が復職を遂げることは、大変困難であるといえます。職場の環境や仕事内容が原因でうつ病になってしまった場合はなおさらでしょう。
しかし、適切な治療のあと十分な準備期間を設ければ、復職は決して不可能なことではありません。
実際、当院でも、『復職支援(リワーク)プログラム』を通して、多くの方が職場復帰を実現されています。
今日は、うつ病などで現在休職されている方の職場復帰についてお話します。
●職場復帰のタイミング 
患者さんの中には、調子が良くなってくるとすぐに「これなら仕事に戻っても大丈夫そうだ」といわれる方がいらっしゃいますが、それはあまりおすすめできません。
なぜなら、うつは、良い状態と悪い状態を交互に繰り返し徐々に回復していくものだからです。
調子が良いときだけでなく、悪いときの自分が職場に戻って仕事がこなせるか、という観点で判断することが大切です。
復職を成功させるためには、決して焦らないことです。
主治医や心理士などと相談しながら、無理のないスケジュールを立てましょう。
●たとえばこんな準備からはじめてみよう 
スポーツ前に準備運動やストレッチをするように、職場復帰という目標を決めたら、まずはその準備から始めましょう。
まずは、「朝起きて着替えてどこかに出かけてみる」という行動から始めてみてください。
たとえば
「図書館で好きな本を読んで定時に帰宅する」、
「会社近くの喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞を読みそのまま帰宅する」
など。
大切なのは、規則正しい生活リズムに体を慣らし、社会生活に必要な基礎体力を取り戻すことです。
うつがひどかったころは、新聞や雑誌もまともに読めず、ましてや満員電車やバスに乗ることなど、とうていできなかったでしょう。
日々の生活に体を慣らし、元気だった頃の自分に戻っていることを感じながら、一歩ずつ、職場復帰への歩みを進めていきましょう。
●リワーク(復職支援施設)を利用してみよう 
復職に向けて努力を重ねていらっしゃる方のなかには、「何から始めたらいいのかわからず不安」、「一人ではなかなか続かない」といった悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。
そんな時は、うつ病のための「デイケア施設」というものを利用してみるのも、ひとつの方法です。
「デイケア施設」とは、うつからの回復期にある患者さんが社会復帰を実現させるための中間施設、
いわば復職のためのリハビリを行う施設です。
たとえば、当院併設の復職支援施設「ル・クール」では、
数読や漢字ドリル、クロスワードパズルなど、前頭葉を刺激するような訓練や、グループワーク、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルを学ぶプログラム、また、タイピング、文書作成などパソコンを利用してビジネススキルを磨くプログラムなど、現場ですぐに役立つスキルを学ぶための様々なプログラムを実践しています。
どういったプログラムを選択するかは、その人その人の要望や必要に応じて、専門の心理士と相談しながら決めていきます。
症状によって受講期間はそれぞれですが、およそ3ヶ月程度で職場に復帰される方が多いです。
すでに復職されたご利用者様からは、
「プログラムを利用して自信がもてるようになった」
「生活リズムが安定して、通勤や勤務の練習ができてよかった」
「仲間ができて楽しかった。心強かった」
などのコメントをお寄せいただいております。
復職への道は、一人ではとても険しいように感じるかもしれませんが、こういった施設を利用して、仲間や専門家のサポートを受けつつ、復職という大きな山を越えてみてはいかがでしょうか。
●復職後もあせらずゆっくり自分のペースで 
うつになる患者さんは、もともとまじめで責任感の強い人が多いので、不調に気づきながらもなかなかSOSを出すことができず、ひとりでがんばり続けてしまいます。
復職した際、大切なことは、無理をしない、そして会社と連絡を密にとる、ということです。
リワークプログラムなどを利用してリハビリ期間を設けても、いきなりもとの業務に戻るのは、心身に大きな負担をかけることになります。
できるだけ簡単な業務から初めて徐々にもとの業務に戻していくよう配慮してもらう、そのような環境があればベストですが、実際、休職期間を経た方が、会社に対して直接そういった希望を出すことは難しいと思います。
そこで、復職の際は、主治医に「情報提供書」を書いてもらうといいでしょう。
上司や会社の産業医、保健士の理解を得るのに役立ちます。
せっかく職場に戻っても、がんばりすぎて再び心身のバランスを崩してしまわないためにも、医師と会社の連携サポートは不可欠です。
うつは、かかった期間と同じだけ、治療にも期間がかかるといわれています。
あせらず、ゆっくり、自分のペースで治療を行い、時には仲間や専門家に応援を頼みながら、少しずつ確実に復帰していきましょう。
(監修:Dr.Toyo Kato) |
こころのコラム 目次
■No.1 「5月病にご用心」
■No.2 「女性のメンタルヘルス」
■No.3 「うつとお薬」
■No.4 「パニック障害ってどんな病気?」
■No.5 「統合失調症って?」
■No.6 「睡眠薬のおはなし」
■No.7 「うつからの職場復帰」
|
|
 |
|
 |
|
|
|
|