神経症ってなに?

神経症とは、軽い心の障害です。

何となく心の具合がスムーズにいかない。悩みがなかなか心の中から消えない。
しかし、重い 「精神病」でもない。神経症そんな程度の軽い心の障害のことです。

神経症は、社会的環境、人間的環境にうまく適応できないことが原因でおこります。

人間はその土地の自然環境に順応しながら生きているのと同様に、人間関係や人間社会がつくり出した規制や習慣に自分を合わせながら生きています。神経症とは、社会的環境、人間的環境にうまく適応できないことが原因でおこる、心の障害です。
神経症の治療には、精神療法と薬物療法とがあります。人間の心と身体は一体のものですから、神経症が軽い心の障害だといっても、必要があればお薬による治療をおこないます。神経症の中にはお薬(抗不安薬、抗うつ薬)がよくきくタイプがあります。適切な量のお薬を飲むことで、神経症は改善することができます。

また、神経症の治療には、薬物療法と同時に精神療法を行います。
お薬によって症状が改善されても、神経症の人が充実した社会生活を送れるようになるために、精神面への働きかけを主とした治療が必要となります。

病気の症状を受け止めて、改善に向けての治療をしていきましょう。